この記事はVim Advent Calendar 202313日目の記事です.
時差トリックを使っても遅刻の時間になってしまいました.ごめんなさい
2023年のVimConfに参加してきました.
この記事はVimConfの感想記事です.どなたかが「VimConfはみなさんが参加報告の記事を書くまで続く」とおっしゃっていたので,VimConfを終わらせたくなかった私は記事の執筆を先に伸ばしていたのですが,流石にマズいなと思い記事を書きます.
Vimの作者であるBram Moolenaar氏へのmattnさんによる追伸セッションです.
2023年8月、Bram氏が亡くなられたことを、私はメーリングリストに掲載された"passed away"の文字で知りました。この知らせに接して、信じられない気持ちに包まれてました。
Bram氏とは面識がなく、私のことを認識しているかどうかもわかりません。しかし、彼は私の人生を良い方向に導いてくれた存在であり、感謝の念しかありません。
私は昨年から今年にかけて、私はVimにいくつかのバグ修正パッチを送りました。これらはそれぞれ小さな変更でしたが、Bram氏は新参者の私に対して非常に丁寧にコードをレビューし、取り込んでくださいました。
当時は高校生で、自己満足以外のコードを書くことがほとんどなかった私にとって、この経験は非常に大きな影響を与えてくれました。
lambdalisueさんによる,Vim/Neovim両対応のプラグイン作成用エコシステムであるDenopsの紹介セッションです.
Denops大好きです.私もbufpreview.vimというプラグインを作って使っています.(最近はメンテナンスをあまりできていませんが...)DenoとVimの相性はとっても良く便利です.ポータブルですし,速いです.また,見落とされがちですが,作ったプラグインがバージョンを跨いでも問題なく動作するという利点もあります.bufpreview.vimも作ってから2年ほど放置しているにもかかわらずメンテナンスフリーで安定して動作してくれています.流行り廃りの激しいjavascript界では偉業だと思います.
Vimのゴリラことゴリラさんによる,ゴリラ.vimについてのセッションです.
ゴリラさんのバイタリティは本当にとんでもないと思っています.この記事を書いている今日もゴリラvimがあり,いまこの記事は新宿に向かう電車の中で書いています.connpassによると,今回のゴリラ.vimで29回目だそうです.とんでもない.
コロナ前,高校生の頃にゴリラ.vimのアーカイブを見て,いつか技術イベントに参加したいと強く思っていましたが,ついに今年の四月に無事大学に進学することができて願いを叶えることができました.
マスタリングvimの翻訳者のOKURA Masafumiさんによる,RubyでVimのプラグインを書く話です.
Ruby...いいですよね...Ruby.... Quineを書くくらいにしか使ったことがないので良くわかっていません.ごめんなさい.
でもRubyは大好きなのでこの発表も大好きです.
Skkleton作者のkuuさんによる発表です。
SKKいいですよね。私の使い始めはVimの中でOSの都合を考えずに日本語入力ができることに魅力を感じたためでしたが知らないうちにSKKの魅力に取り憑かれて手放せなくなってしまいました。今はノートPCのIMEを消し飛ばし,Skkletonで全ての日本語入力を行なっています。
大学の実験レポートもTeXで書いていますし、計算機室のPCにもNeovimとSkkeletonを入れて快適な日本語入力ライフを送れているのでとっても感謝です。
Skkletonは
aiyaさんによるvimrcを便利に書こう!というセッションです。最近はNeovimが人気になっていてvimrcもluaで書こうという流れが人気なようです。ですが...!Vim scriptもいい言語です!!長年の開発によりかなり高度な機能のある便利な言語になっています。
luaにしてしまったvimrcですが、vim scriptに戻すのもアリだなぁと思い始めてきました。
autoload関数とVital.vimを活用して最強のvimrcを作ろう!!
コロナの影響で2020年のVimConfが中止を余儀なくされてしまい、3年のブランクがあったにもかかわらず非常にスムーズな会場運営をされていて,本当に尊敬です...
素晴しいイベントをありがとうございました!!
ところで,LTには中学生の方もいらっしゃいました.自分がVimコミュニティに入り浸り始めたころは自分が最年少レベルだったのに..楽しいね